1956-05-28 第24回国会 参議院 農林水産委員会 第38号
○三橋八次郎君 そうしてそのおのおのの作物についてのワクがきまっておるのでございますか。麦の病害発生のおそれが比較的少くて、バレイショが非常にひどくなった、その場合に麦としてもらったものをバレイショに散布をするということは可能でございますか。
○三橋八次郎君 そうしてそのおのおのの作物についてのワクがきまっておるのでございますか。麦の病害発生のおそれが比較的少くて、バレイショが非常にひどくなった、その場合に麦としてもらったものをバレイショに散布をするということは可能でございますか。
○三橋八次郎君 この前の例によったと、こう申しますけれども、これは実際から申しますると、農家からみますると、これは余分な支出になるわけでございますので、当然これは二分の一の助成ということになるべきだと思うのでございまして、今後におきましてはそのように一つ努力をしていただきたいと思います。 なおこの薬剤の方は、先ほど対象作物を示されましたけれども、対象作物外で被害をこうむったものにつきまして、病虫害発生
○三橋八次郎君 樹勢回復用といたしまして、肥料と農薬の関係がございますが、樹勢回復という意味におきましては、被害をこうむった農家からみますると、肥料もほとんど農薬と同じようなこれは効用があるわけでありまして、被害をこうむったという現実におきまして、余分な支出になるのでございますが、これを一方は三分の一、一方は二分の一とこうされておりますが、これはいつもの例でこうなっておるのですか。今度こういうふうに
○三橋八次郎君 さきに農林省では改良調査会というものを設置されまして、いろいろ試験研究機関の機構や運営につきましていろいろ研究されたように聞いておりますが、その結論はどうなっておるのでございますか。
○三橋八次郎君 それならば今度大臣がおかわりになりましても、試験研究機関の向うべき方向というものは常に一定しておるというふうに解釈していいですか。
○三橋八次郎君 まず技術会議についての点につきまして質問いたしたいのでございますが、昨年新聞に見えておりました河野案によりますると、農林行政についての研究、統合参謀本部のようなものを作ると、こういうようなことが一時伝えられておったのでございますが、今度できますこの会議というものはそういう性格のものでございますか、どうでございますか。
○三橋八次郎君 今私申し上げましたのは、凍霜害の発生地帯以外の部分の病害による被害を懸念して申し上げたわけでございますが、多分農林省の万では御調査になっておられると思いますから、今全国麦のサビ病の発生状況並びに発生しておるサビ病の種類の御調査がありましたら、簡単なものでよろしゅうございますから、資料をちょうだいしたいと思います。
○三橋八次郎君 先ほどから災害予防の話が出ておりますが、今年はもちろん農林省の方からも麦のサビ病に対する警告が出ているようでありますが、今年は日本にまだあまり大発生をしたことのないコサビ病の大発生の年だと思われるのでございます。おそらく西日本、愛知県は境でしょうけれども、この地帯のサビ病というものは相当激甚になって、大被害を与えるのではないかと思うのでございます。警告されている点についての薬剤散布などの
○三橋八次郎君 いろいろお話がありましたが、凍霜害の対策といたしましては、一年生の作物に対する対策、多年生の作物に対する対策があるでしょうけれども、得てして融資などというような営農関係にはずいぶん注意されますけれども、果樹その他のものにつきましては、この害の作用というものは来年度もあるいは再来年度も続くのでございます。そういうような恒久的な作物に対しましての今後の救済方針というようなものは、どのように
○三橋八次郎君 私も本案に対しまして、条件を付して賛成をするものでございます。 この急傾斜地帯農業振興臨時措置法は、日本の農業の水準を全般的に引き上げるためにはきわめて重要なものであることはもちろんでございます。従いまして、特別法と——時限法といたしまして制定されたわけでございますが、五カ年の期間においてわずか一三%よりしかできておらぬ、こういうようなことでありますると、今延ばしましても、またさらに
○三橋八次郎君 国の方の取締所の整備もできておらぬというようなことでありますから、もちろん県の方もできておらぬのは当然なことだと思うのです。従いまして、国の方も早急に整備をし、県の方におきましても、これは助成をして、拡充のできるものならばすみやかにこれは一つやっていただきたいと思います。 それからその次の問題は、第二条の第三項保証成分は、現在法律の別表で定めておられるわけでございますが、今回の改正
○三橋八次郎君 今お話を伺いますると、ずいぶん人の数もあまり多くございませんし、技術者は優秀な者がいるといいましても、分析などはやはり新しいものがどんどんできておるようでございますが、古い施設をもってしますると、時間と手数とをたくさん要するようでございますが、まあ、ある県などは検査所で分析しなければならぬのが、施設がないので試験所へ持って来て分析しているというような、こういう実情もあるのでございます
○三橋八次郎君 現在は肥料の種類もずいぶんふえまして、中には全く無効なもの、あるいは有害なもの等が出ているようでございますが、そういう意味におきましては、この取締りを相当強化するということが必要だと思います。そこで都道府県における取締りの機構の現状はどうなっておるのか、今の状態で公正かつ適正な取締りというものはできるかどうか、こういうことを伺います。
○三橋八次郎君 配布されております資料の五十四ページを見ましても、昭和二十九年度殺処分金の交付状況ですね。これは今回法定伝染病の疾病以外の疾病が、たとえ数が少くてもこれに出ておるのでございます。かような事情におきまして、健康証明書の携行の義務を今回の改正のようにしかもこれを法律の明文をもって制約しましては、防疫上に支障があるように思えるのでございますが、いかがでございますか。
○三橋八次郎君 この改正法律案によって健康証明書を携行しなければならないというのは、乳牛及び種牛については結核及びブルセラ、馬については伝貧、豚についてはコレラとこれだけを限定したということはどういう理由でございますか。
○三橋八次郎君 この法律案の第五条第一項の改正について、これに「政令で定める」とありますのは、どういうものを言うのか。 それからもう一つは、この「政令で定める」というような事項をこの法律に規定することができなかったというその理由でございます。
○三橋八次郎君 ミツマタの問題は当委員会におきましては再々取り上げておることでありますが、栽培農家の貧弱な経済的値下りによるそれの打撃等を考えます場合におきましては、これはこのままにしてはおかれない問題であると思うのでございます。また今話を聞きますると、大蔵省の方の措置も十分結論が出ておらぬという話でございますので、ミツマタ栽培農家等を擁護する目的におきまして、皆様方の御賛成を得まして、決議をいたしたいと
○三橋八次郎君 補助金としてただやりましても、なかなか改良もできないような事業を、今度は金を貸してやって、その金を借りて農家がやるということは、われわれの常識としてはこれは了解に苦しむものでございます。特に改良基金制度の中に、農林大臣が指定するものというものの中にあります一つ一つを考えてみましても、健苗育成の問題、あるいは耕土培養、西南暖地の稲作の改良、こういうような、まだやっと緒についたものなどがたくさん
○三橋八次郎君 今のお話伺いますると、別に農業改良を助長するという意味におきましては、基金制度は特にすぐれた点を見出すことはできないと思うのでございます。ただ、今までの補助金に批判があったからというようなことで、その補助金に批判がありましたならば、補助金の使い方というものをもっと吟味して、より効率的に持って行くのがほんとうであって、それをこの改良助長というものに大した効果のない基金制度に変える。というのはどうも
○三橋八次郎君 農業改良試験制度につきまして、お伺いしたいのであります。 補助金の使用につきましても、これは合理的に効果的に使わなければならぬというととはもちろんでございますが、特にとの補助金を農業改良試験制度にかえた、そのために補助金よりも農業改良助長の方がどういう点において効果があるかということをまずお尋ねしたい。
○三橋八次郎君 現地の意見を聞くといいましても、その坪刈りを行うその際におきましても、現地の意見を聞いておらぬという実例がたくさんございます。みな相談してこの場所を刈るという場合に、税務署の方はこっちの方がいいという場合に、どうしても税務署の言う所をむりに刈らしているというような実例がございます。そういうような実例がある場合に、今度は収量を補正する場合に、やはり現地で話し合いをしたと言ったって、やはりこれは
○三橋八次郎君 今のお話によりますと、実態をつかむということを、地力の悪い所でもことしのような豊作のときには収量の多い場合がある、そういうようなことをつかむためにはなおさら各等級の地力を代表する場所で坪刈りすることが必要と思いますが、それをまあたとえば六等級ある所で二カ所か三カ所坪刈りをしておりまして、しかもそれを税務署の一方的な場所を決定して坪刈りを済まして、それで一体この適正な反当収量というものは
○三橋八次郎君 課税技術によって増徴は考慮しておらないということでございますが、それにはやはり適正な反当収量を把握するということは一番重要なことだと思います。ところが税務署でやっております坪刈りの様子を聞きますと、村の協同組合の人、そのほかの人が出まして相談しましても、一方的に決定いたしまして、ここを刈り取れ、こういうようなことを言っておるそうであります。そうなってきますると、やはり適正反当収量の把握
○三橋八次郎君 これは別の問題でございますが、明年度の麦の買い入れ量、今までは無制限であったわけでございますが、これを制限するということが新聞に出まして、地方の農家は非常に騒いでおる状態でございますが、その真偽のほどはいかがでございますか。
○三橋八次郎君 一つその問題についてはぜひ下部に徹底さしていただきますように適正検査をお願いいたします。 なお、先般の決議の内容にもありましたように、硬質米、軟質米の問題は、その後どういうふうに進展しておるのでございましょうか。
○三橋八次郎君 穂発芽の問題につきましては、四国全体にあることでございましょうけれども、愛媛の南部の方で相当の多量のものがあるということでございますから、これも一つぜひ検討願いたいというふうに考えております。 それから検査の問題でございますが、今年のパーセントを見ますと、昨年よりは三等は上昇しておるというようなことでございますが、これは本委員会の決議もありましたので、標準米の取り方なども適正にできたと
○三橋八次郎君 今の方策もぜひやっていただかなければなりませんが、現地の者の考えました一つの方法といたしまして、やはり農家が非常に零細であります関係から、投げ売りする傾向も一つございます。従いまして、協同組合などで相当の資金を持っておりますれば、農家が直接投げ売りをするのを防止いたしまして、一時組合でストックして、値段の調整をはかるという方法もあるのでございますが、それらの協同組合に対して融資の道などをお
○三橋八次郎君 ミツマタの問題について一つ改良局にお伺いしたいのでございますが、このミツマタの今の値下りをしておるということに対する何らか適当な方法をお考えになっておりますか。
○三橋八次郎君 政務次官はよくミツマタの生産地の状況も知っておられるようでございますが、今、寺尾委員からもお話しのように、あの地帯というものは水田も一つもございません。従ってふだんでも米食はしておらぬような状態でございますが、今回のミツマタの値下りにつきましては、ほんとうにトウモロコシの飯も食えない、こういう状態が実情でございます。従いまして、愛媛県の久万地方などにおけるミツマタ栽培者の経営上の苦難
○三橋八次郎君 次にこのカンショのいろいろな製品につきまして、アルコール原料、その他の原料になります澱粉、なま切りぼし等の昨年の持ち越し手持量というものはどのくらいあるのでありますか。
○三橋八次郎君 十五億万貫と申しますると平年よりは約二、三億多いようでございますが、これにつきまして大体各用途別の消費の見通しというのはどういうふうになっておりますか。
○三橋八次郎君 私は主としてカンショの問題につきまして御質問申し上げたいと思います。実は本年は天候がよくて大豊作を予想されておるのでございますが、私の見たところでは全国的にはおそらく豊作であるように思いますが、西日本は早魃などの関係がありましてイモそのものの澱粉価は高いものがとれるかもしれませんけれども、反収におきましてはそれほど豊作の名をもって呼ぶほどの大豊作ではないと思うのでございます。そうなって
○三橋八次郎君 今局長のお話もありましたし、さっきからいろいろ御答弁がありましたが、輸入いたしましても外人のみに飲ませるのだからいいじゃないかと、こういうようなことをお答えになっておるようでございますが、しからば外人のみに飲ませまして日本人に飲ませないというそういう方法につきまして何かお考えがございますか、いかがでございますか。
○三橋八次郎君 コカコーラを輸入許可いたしまするといろいろな影響がありますことはもちろんでございますが、国内の果汁の製造会社あるいは農村工業あるいはその他果樹の栽培者等に及ぼす影響というものは非常に多いのみならず、国民の保健上に及ぼす影響というものなども十分考えなければならぬ問題であると思うのでございます。ミカンの柑橘類の生産量も、今まで一億五千万貫、年々五百万貫ないし一千万貫増加の傾向にあるというわけでございますが
○三橋八次郎君 今大蔵省のお話を伺いますると、研究中だということでございますから、あえて質問はいたしませんけれども、意見だけ一言申し上げておきたいと思うのでございます。 大蔵省の今百円硬貨の鋳造に関する研究の内容を伺いますると、全く通貨政策は大蔵省の御都合一辺倒だと思うのでございます。しかし一方におきましてミツマタの栽培というようなことをよく御存じになりますと、そういう無理な論は出てくるはずはないと
○三橋八次郎君 わかりました。
○三橋八次郎君 質疑というものではございませんが、試験研究機関は日本の農林水産漁業の発達と進歩とに対しましては、重大なる貢献をしておるということは申すまでもないのでございます。しかしながら仕事が非常にじみでありますので、ややもすれば国政の上にまま子扱いにされるという懸念がたくさんあるので、ございます。いずれにいたしましても日本の産業の発達は基礎研究がしっかりできておらなければなりませんことは申すまでも
○三橋八次郎君 従前の銘柄でありますと、食味とか何か関係があるので、現在では不合理でありましよう。しかし歩どまり等で銘柄をつけられるのがこれが一番問題の解決が早いのでありますが、それをもしつけられないとしたならば、そういう銘柄を付することができるような価値のあるものにつきましては、検査の方でその商品的な価値をつけるような検査方法があれば、この問題は私は解決できると思う。いずれにいたしましても、払い下
○三橋八次郎君 今年は規格の改訂はできない、来年度はするというようなお話がございましたけれども、検査は一体これは米の商品的価値全体にわたるような検査が非常に必要なんでありまして、払い下げのときに同じ規格のもので値段が違って払い下げると、こういうようなことは、検査のいわゆる商品価値を表示するというようなことについては全部含まれなければならぬと思うのです。歩どまりの少い地方から生産する米を、その価値通りに
○三橋八次郎君 水害によって農家のこうむる影響は実に大なるものがあるわけでございますが、あれは保管した食糧にかなり重点を置いて考えておるようでございますが、農地の被害を受けました農家はこの秋の収量減によって食糧難に陥るということはこれは当然なことだと思うのでございます。そういう方面も十分考慮されておると思うのでございますが、ただ当面の保管している食糧の被害並びに水害によって減収した農家の食糧補給ということを
○三橋八次郎君 その研究でございますがその研究をやっておるその見通しは、現在よりも安くなるような傾向でございますか、高くなるような傾向でございますか。
○三橋八次郎君 一毛田の灌漑水補給で千七百円というのもかなり大きいように思うのですが、こういうようなことを申しますのは、結局この愛知用水によって農業用水と工業用水、あるいは発電というものを起すわけでございますが、いつもこういうようなものの結果を見ますると、工業あるいは発電の方が非常に利益をとうむっておるのに、分担金だけが農家の方が非常に高くなるというのが、過去の実績にあるのでございます。それというのは
○三橋八次郎君 この愛知用水の方の農業方面の純益の見積りがあまり大き過ぎるように思うのでございますが、たとえてみますると、果樹園の灌漑など二万九千円の利益があるというようにありますけれども、これは一体どういう基礎によって計算されたのでございますか。
○三橋八次郎君 私は意見を付しまして本法案に賛成するものであります。と申しますのは、この法律は時限法律であるにもかかわらずその期間内に事業のできました分量ははなはだ僅少でございます。こういうようなことは結局時限法律はその期限内になるべくその事業を完了することにすることが必要だと思うのでございますが、財政事情もあったことと思うのでございますか、今まで通りのことでいきましたならば、今五カ年延ばしましてもおそらく
○三橋八次郎君 先ほども御意見があったようでございますが、空気銃を猟銃並みに取り扱うということによりまして、製造業者並びに取扱い業者というものの今後の営業状態が非常に悪くなることが予想されるのでございますが、従いましてこれらの業者の方々に対しましての措置を、通産省の方では十分とっていただくように、これは意見として申し上げておきます。
○三橋八次郎君 空気銃の取締りにつきましては、人畜に及ぼす被害の防止ということについては、厳重に取り締っていただかなければならぬと思いますが、しかし一方狭義の猟銃というような意味から申しますと、単に空気銃だけを取り締りましても、火薬銃というものがある以上は、鳥類はそう速急には増加しなしと思います。しかし生物のナチュラル・バランスの上から申しましても、鳥獣を増殖して行かなければならぬということは当然のことでありまして